肺癌の体験談

肺癌の体験談

チューブによる酸素の吸引
祖父の肺癌を通して考えた告知
気丈に病気と闘った祖父
会社の元部長が肺がん、闘病生活
30代で肺癌に

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このサイトは鈴木国分寺医院の体験談を元に作成しました。

肺癌の体験談

lung cancer

チューブによる酸素の吸引

私は、大学生の頃からずっと毎日1箱以上タバコを吸う、ヘビースモーカーでした。

ある時、風邪をこじらせて、病院に行ったのですが、初診だったため、お酒やタバコの量を記入する欄がありました。
私は正直に、吸っている本数と年数を書いておきました。
診療が始まると、先生は問診票を見て、タバコの吸いすぎですと一言言いました。このまま吸い続けると、肺癌になって、あと数年しか持たないでしょうとまで言われました。
もちろん、これは先生の注意勧告であるとは思いますが、正直怖い思いをしたことを覚えています。

肺癌というのは、癌の中でも特に多く、タバコのパッケージにも書かれているように、喫煙はリスクを高めます。
残念ながら、私のタバコ仲間でも肺癌にかかった方がおられ、今も入院治療をしています。その方は、自分では呼吸ができず、チューブによる酸素の吸引を行っていました。その姿を見たとき、私は初めて肺癌に対する本当の恐怖を覚えました。

これからは、定期的な健康診断と、自分でできる禁煙から始めようと思います。

祖父の肺癌を通して考えた告知

私はずっと患者にがんの告知をすることには反対でした。
手遅れでないがんならともかく、既に手の施しようがなく、余命を宣告しなければならない状態であれば、家族にのみ告知し、本人には告知すべきでないとの考えでした。
どんなに強い人間でも、あとわずかしか生きられないと言われればショックが大き過ぎて、残りのわずかな人生も楽しめないと思っていたからです。

そんな私の考えが変わったのは、祖父が肺癌になってからです。
現在はがん患者にも告知をするのが一般的になってきていますが、当時は家族にまず告知され、本人に告知するかどうかは医師と家族が話し合って決める、という感じでした。

家族で長い間話し合いをしましたが、結局祖父には告げることにしました。私の父が、知る権利があると言ったからです。言われてみればその通りです。
祖父の肺癌は既に治療できる段階ではなく、余命半年でした。しかし実際にはそれから二年生きていました。
亡くなる前、祖父は死期が分かったからこそ自分らしく、悔いのない生き方をすることができたと満足していました。

気丈に病気と闘った祖父

病は気から、治ると思ったら治るなんて、がん患者に対して言えますでしょうか。

もしも私ががんになり、周囲の人にそんなことを言われたら、きっと腹が立つと思います。自分のことじゃないから言えるんでしょう、がんが気の持ちようで治るなら誰も苦労しない、そんなふうに卑屈になってしまうかもしれません。
がんと宣告されても気丈に病気と闘い、自分以上に落ち込む家族まで労わることができる人は素晴らしい人間性を持っていると思います。

私の祖父は肺癌で亡くなりましたが、まさにそんな人でした。落ち込む家族を常に元気付け、俺は癌になんて負けない、といつも言っていました。後から考えたら元気付けてあげなくてはいけないのは私たちのほうなのに、病気と闘いながら新たな治療法などを模索し、さらに家族までも励ます、晩年の祖父は実にタフな人でした。

結局祖父は肺癌で亡くなりましたが、私は祖父が癌に負けたとは思っていません。最後まで毅然として病気と闘っていた祖父に、私はとても大切なことを教えてもらったような気がします。

会社の元部長が肺がん、闘病生活

ガンは、怖い病気であるという認識はありました。
日本でも、死因のトップクラスを独占しているようです。日本でも、ガン発症率は高くなっている傾向で、食生活の欧米化、生活習慣の乱れが原因として挙げられています。

そんな現代ですが、わが社の元部長様が肺がんを患っています。肺がんはガンの中でも、痛みを伴い、ガン自体の進行も早いということを聞いています。
現在は、病院の中で生活をして抗がん剤・モルヒネを天敵で注入して経過を見守っています。その部長様は、現在68歳。ヘビースモーカーという生活習慣がありました。
病院へ見舞いに行っても、骨と皮だけのようにやせ細ってしまいました。可哀相だと思います。体力も序々に衰え、ガン自体の進行は遅くなっていますが、他の病気の併発も恐れている時態です。病院の話では、肺炎を併発して死に至るというパターンが多いようです。時々、喉・鼻に吸引チューブを入れて痰を取り除く作業をしています。

まだまだ、頑張ってもらいたいと願うしかありません。

30代で肺癌に

肺癌は、日本人の死亡原因の中でも、かなり高く、原因も様々であるため、誰しもがなりえる病気です。
もちろん、空気の悪いところに長くいたり、タバコを吸う人は発癌率が高まるという傾向はありますが、だからといって、タバコを吸わない人が必ずならないわけではありません。私自身もタバコを吸いませんが、カフェやレストランで、副流煙をたくさん浴びていました。

そんな影響が起因したかはわかりませんが、私は30代で肺癌になりました。
比較的珍しいと言われましたが、若いうちは逆に進行率が早く、早期発見、早期治療が大切だと医師から告げられました。もともと、肺癌はなかなか自分では気付きづらく、痛みなどで気付いたときにはかなり進行していると言われています。

私の場合、年に一度の健康診断で、エックス線の結果のフィルムに影があることから精密検査となりました。抗がん剤治療や放射線治療も何度もしましたが、結局は4ヶ月入院しました。
今でも外来を続け、転移などがないか様子を見ています。怪我と違い、その部分を治せば大丈夫、という病気ではないので、不安な毎日を過ごしています。